2013年8月11日日曜日

9月21日 lmap 勉強会「文化コンテクストを読むサービスデザイン」

ローカリゼーションマップの勉強会のお知らせをここにアップしておりませんでしたが、今回、長谷川敦士さんに講師をお願いし、サービスデザインとローカリゼーションをテーマに議論するので、ご案内します。以下、私のブログで告知した内容のコピペです。

http://milano.metrocs.jp/archives/5933
参加希望者は、anzai.hiroyuki(アットマーク)gmail.com かt2taro(アットーマーク)tn-design.com までお知らせください。議論に積極的に参加していただける方、lmap の今後の活動に貢献していただける方、大歓迎です。内容に一部変更になる可能性がありますが、その際は、ご了承ください。場所はいつもと同じく、六本木アクシスビル内のJIDA事務局(http://www.jida.or.jp/outline/)です。
9月21日(土)16:00-18:00 「文化コンテクストを読むサービスデザイン」
最近、「1週間で3台のテレビを試した結果、サムスンが最高だった話」とのブログを読みました。米国在住の日本の方が何度も返品を重ね、結果、サムスンのテレビを買ったというのです。そこにこういう一文があります。
そうそう、アメリカに来て返品文化にすっかり慣れてしまってる最近です。なんて言って返品したらいいんだろう?なんて最初はドキドキしてましたが、今じゃ素直に小さすぎだったよと悪びれずに言えるようになってます。いいんだろうか、悪いんだろうか。でもアメリカでの生活には必須のメンタリティです。
米国では返品が当然の行為として定着しているからこそ、1週間で2回も返品して3台目で気にいる買い物ができたというわけです。このブログに対し、サービスデザインの普及に努める長谷川敦士さんは、フェイスブックのご自分のタイムラインで下記コメントをしています。
従来UX(=商品品質)業界の人は、「UXは購入前に体験してもらうことができないので、どうしてもスペックやイメージ重視のプロモーションに頼らざるを得ない」ということを口にしていたが、この「試してみて、体験がいやだったら返品」ということがもっと普及すれば、商品戦略もよりUX重視になるのだろうか。日本でも(アマゾンの靴やファッションのサイト)Javariとか、そういう文化は輸入されつつあるが、まわりの反応を見ても、まだ「返品は販売者に失礼」という感覚は強いように思う。
文化コンテクストの違いがサービスにおける質の差を生んでいると言ってよいでしょう。あるいはサービスの考え方の違いが、新たな消費文化を作っていると表現できるかもしれません。
そこで、今回は「どういう人のどういう価値観に、自分たちの提供できるものを当てはめられるのか、UXを前提に考えていくのがサービスデザインです」と語る長谷川さんに、サービスデザインとは何か?をお話しいただいたうえで、サービスデザインとローカリゼーションについて皆さんと議論をします。
参加にあたっては、長谷川さんのインタビュー記事を事前に読んでおいてください。
参加定員数:20名
参加費:1500円(18:00以降の懇親会参加費を含む)

講師:長谷川敦士(はせがわ あつし)さんの略歴
1973年 山形県生まれ。東北大学理学部物理学第二科卒業。 東北大学大学院理学研究科物理学専攻博士前期課程修了(理学修士:素粒子物理学)。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了(学術博士:認知科学)。ネットイヤーグループ株式会社を経て、2002年株式会社コンセントを設立、代表取締役に就任。著書に『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計(BNN新社)』、監訳書として『デザイニング・ウェブナビゲーション(オライリージャパン)』などがある。武蔵野美術大学、多摩美術大学、産業技術大学院大学非常勤講師。NPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事。情報アーキテクチャアソシエーションジャパン(IAAJ)主宰。株式会社AZホールディングス取締役。
個人のブログはこちら→ http://www.underconcept.com/blog/
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